子供に夢を託して何が悪い❔!お葬式での話

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随分前に、『子供に夢を託すな』というリクナビNEXTのCMがありましたね。観たことがない方もいらっしゃるかもしれないので簡単に説明すると、『大人も自分を生きろ』 『まず自分の事を考えろ』 『大人も夢を見ようぜ』と子供が代わる代わる歌う構成になっています。

非常に人気のなかったCMなのだそうですが、これは、大人が子供にこのセリフを言わせているのが違和感として嫌われることになったのかもしれませんね。

さて、お葬式でのお話しです。

自分の親を見送るとき、その親からたくされた夢を思い返し、再び受け取る場面に出会う事が良くあります。

お父様が、よく口癖のように言っておられた事何かありますか?

父は、私にいつも笑顔でいて欲しい。そしてその笑顔で人を幸せにして欲しい。

そんなことを言っていたな~。

父さんより偉大になれ、夢はでっかくもっていいんだぞ、描いた夢がでっかければ でっかいほどお前はきっと成功するからな

そんなことを言っていたな~。

どんな親だって、自分の生きた人生より良い人生を子供に生きて欲しいと願うはずだ。

そして、時に自分で生きられなかった、足りなかった何かを子供に託すこともあるだろう。

親と別れる時、子供として親からのメッセージを受け取ることがある。

声は聞くことが出来なくても、親として子供に描いた夢や想い、記憶の糸を繰り寄せ親の愛情とともに受け取る瞬間、残された私たちは、自分に命を授けてくれた親に感謝することとなる。

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加藤 京子

愛知県 稲沢市の葬儀社で生まれ3代目としてお葬儀の仕事に従事して25年になります。私が最も心がけているのは『皆様の生きるを応援すること』です。良いお葬儀とは何か?皆さまに寄り添いお手伝いしています。