先日から続いている「ハレの日」、
ある朝礼での朝の話です。
日本には、特定の儀式にそって食べるものがありますが、これについて弊社の伊藤さんがこんなお話しをしていました。
外国の友人から、日本はお月見にダンゴだったり、お雛祭りにはハマグリのお吸い物だったりその時に食べるといいという食べ物があるのだけれどどうしてなんだろう?と聞かれました。
確かに、季節の行事のお祝いに、鯛や小豆など縁起がいいとされている食材って多いですよね。
例えばハマグリの貝殻は、対になっているものでなければぴったりと合わないことから「夫婦円満」や「良縁」の縁起物として大切にされてきています。(女性だけが良縁に恵まれる事を幸せと言っていること自体古いと言えるのですが・・・・。)
まっそれはさておいて、
ドイツでアスパラガスを春に食すのと同じようなものだと思うよ。と伝えてみょーに納得してもらったんです。
ドイツでは、春の訪れを桜でもなく、チューリップでもなく白アスパラガスだと褒め称える。
長くて寒い冬を終えて、春の訪れを感じるのは市場にホワイトアスパラガスが出回った頃。アスパラガスは春の訪れ、幸せを感じる食材と言えるのでしょう。
ホワイトアスパラガスの時期は意外に短く、4月の中旬から6月24日洗礼者ヨハネの祝日に終わるのです。これは、ホワイトアスパラガスの根を保護し、来年も美味しいアスパラガスを栽培するために畑を休ませるためだそうです。
ドイツでは、大切な期日を決める時、キリスト教の暦が使われるため、6月24日洗礼者ヨハネの祝日に一斉に収穫を終えるのだそうです。
食べ物と記念の日『ハレの日』はやはり深く関連しているのですね。
さて、先日、私の葬儀という『ハレの日』にシャンパンを準備しようということはお伝えしましたが、食事に関してはいかがしましょうか?
かしこまったフルコースにしてしまうと同じテーブルの人しか話が出来ないですね。やはり、ビュッフェスタイルで、自由に会場を行き来できるように、話をしたいと思った人に気軽に声をかけられるようにしたいですね。
日本食だけでなく、各国の美味しい食べ物を準備するのもいいですね。なんといっても私は旅行好きですから。
もし春の旅立ちならば、ホワイトアスパラガスを皆さんには美味しく食していただけるように、準備しておくように子供たちに伝えておきますね。