結葬(ゆいそう)という葬儀の形についてお話しします。
『結葬』とは、私の作った造語です。
夏休みになりますね。
コロナの影響で普段通りには計画を立てられないご家族も多いかもしれませんが、、、
小さな子供さん、子供が学生の間は親として長期休暇を利用して何かしら特別な事をして思い出を残そうって思いますよね。
海に行く?
山に行く?
海外で異国の文化に触れる?
どんな過ごし方をするにしても、家族が皆で行けるように、揃うように、日程を調整することからスタートするものです。
それが、子供の成長と共に、習い事に忙しくなり、部活に忙しくなりと調整が不可能になって行く。
そんなうちに、子供は親と出かける旅行より、友達と過ごす時間や、彼氏、彼女と過ごす時間を優先していくものだ。
私もそうだった。
お葬式。
この場に置いては、相当な事がない限り集合することとなる。
それぞれが独立して、新たな家族との生活をスタートしていようが、
海外赴任していようが、
もともとの家族のもとに、新しい家族となったパートナーそして新しく迎えた命と共に戻ってくる。
故人となった人は、それまでの思い出をそれぞれの心に残しながら、再び家族の絆を結ぶ役割となる。
この時間軸を結ぶ場
家族を、再ぶ時
それが私の考える『結葬』の役割の一つだと考える。
結んだ絆は、代を跨ぎ、子から孫へと永遠に繋がれていって欲しいと願いを込めながら。