実家にあった大きな仏壇をどうしたらいいのか分からないとご質問をいただきました

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仏壇をどうしていったらいいの?

友人からのラインでした。

Yちゃん

実は、母が亡くなって実家からはみんな独立してて誰も住んでいないんだけど、いずれかは処分することのなったの。それで実家にある大きなお仏壇を私がお守りしたいんだけど、私の家には入らないからどうしたらいいのか?と思って連絡をしたの

彼女の悩みは大きさとメインテナンス

詳しい事を知ったうえで適切にアドバイス出来たらいいなと思って、電話で話をしてみました。

彼女の悩みはこういうことでした。

彼女の仏壇に対する問題点を整理

①やがて取り壊される予定の実家、そこにある仏壇をお守りする人は自分になるけれど、あまりに大きすぎて自分の家に入れるには一部屋を必要とする。

②この大切なお仏壇のために一部屋準備する必要があるの?

③大きなお仏壇のメインテナンス(掃除等)私にできるかしら?

④そもそもこの大きなお仏壇を自分の家に合った大きさに買い替えていいのかな?

⑤買い替えをしたとしたら古いお仏壇をどうしたらいいの?

問題点についての答え

①やがて取り壊される実家にある仏壇をお守りする人は自分になるけれど、あまりに大きすぎて自分の家に入れるには一部屋を必要とする。

☛ 仏壇そのものをお引越しする方法もありますが、それぞれの家の大きさに合った仏壇を買い替えることもできます。

②この大切なお仏壇のために一部屋準備する必要があるの?

☛ 旧家では、仏間を作ること前提でお家の立替を行っていましたが、現代ではそういったケースは少なく住む家に合わせて仏壇も小さいものになってきています。

③大きなお仏壇のメインテナンス(掃除等)私にできるかしら?

☛ もちろん宗派にもよりますが、仏具や飾りがきらびやかで繊細な仏壇だけではなく家具調の現代仏壇もそのバリエーションは驚くほどあります。自分の生活スタイルに合ったものを選ぶといいと思います。

④そもそのこの大きなお仏壇を自分の家に合った大きさに買い替えていいのかな?

☛ほとんどの宗教で、仏壇にはまず『お性根入れ(おしょうねいれ)』『魂入れ(たましいいれ)』を行います。これを開眼供養と言います。それをすることで、仏壇には、仏様やご先祖様の魂が宿っていました。

ですので、買い替えに関しては古いお仏壇から『お性根抜き』『魂抜き』をする必要があります。これを併願供養と言います。

⑤買い替えをしたとしたら古いお仏壇をどうしたらいいの?

☛魂を抜いてもらった仏壇は、ただの入れ物になりますので、古いお仏壇は処分しても構いません。

古いお仏壇がただの入れ物になった後は?

古いお仏壇の処分に関してですが、彼女のご実家のお仏壇はとても大きなものだと聞きました。

昔は菩提寺にてお焚きあげをしてもらうことが一般的でしたが、今では火の扱い等様々な規制もあり、粗大ごみとして出すことが出来ます。新しい仏壇を購入するのと同時に処分してくれるところもあるので確認をしてみるといいでしょう。

まずは電話で情報を収集してみましょう

東京に住む彼女からは、

Yちゃん

よかった。こういう事を聞ける友達っていないから助かったよ。

とお役に立てて嬉しかったです。

弊社では、仏壇に関するご相談を承ることが出来ます。

古いご仏壇のメインテナンスから買い替えまで問題は様々です。

今回の彼女の悩みからの答えは買い替えでしたが、それぞれの問題によって答えは様々です。

お一人お一人の抱える悩みに寄り添い納得のいく答えを一緒に探していけたらと思っています。

お葬儀のお悩みだけでなく、どんな些細なお悩みをご遠慮なくお声かけ下さいね。

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この記事を書いた人

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加藤 京子

愛知県 稲沢市の葬儀社で生まれ3代目としてお葬儀の仕事に従事して25年になります。私が最も心がけているのは『皆様の生きるを応援すること』です。良いお葬儀とは何か?皆さまに寄り添いお手伝いしています。