葬儀って人に声をかけて呼ぶものなの
大切な人の終焉を迎え、葬儀のセレモニーの準備をしていく中で皆さんが決めるのに躊躇することの一つとしてあるのは、
お葬式にどの範囲まで参列してもらうのか?といったことです。
親戚一つとっても近い親戚 遠い親戚
故人のご縁のあった人 趣味の縁 社会とのつながりの中での縁
ご近所の方との縁
考えていくとどこまで広げるべきか?
また広げないで小さく行うのか?
どうするのが一番いいのだろうか?
ここで想像してみましょう。
『広い範囲に連絡 たくさんの人で送られる場合』
式場には、たくさんの人 あなたのご縁 馴染みの人ばかりではありません。
故人との所縁(ゆかり)のあったであろう人々があなたにこう声をかけるのです。
「本当にお世話になったのよ。こんな方だったわね。お別れするの本当に残念だわ、あなたの事、いつも話してくれてね、本当に可愛がっておられたのよね。」
あなたは、時に故人についての知らなかった一面を知ることとなる。それは時に意外な一面であったり、驚きに変わったり、感謝の思いに溢れることでしょう。
『本当に深いご縁の中で送る場合』
式場には、あなたの馴染みの方がいます。それぞれが故人の思い出を語っています。あなたはだれにも気を遣うことなく聞こえてくる話に耳を傾け自分の思い出と重ね合わせ思い出に浸るのです。
あくまでも空想の世界の話です。
どうでしょうか?
どちらが正しいということではないですよね。
それぞれの人生がどれ一つとって同じではないように、送り方 送られ方にも正解・不正解はないのです。
ご自身の価値観にあっているか?
そして故人様はどんな人生観をもって生きてきたのか?
この二つの思いの掛け算がそれぞれの正しさなのだと私は思うのです。