かげろうの一生について考えてみた

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北海道の短い夏

『かげろう』という生き物をご存じだろうか?先日、北海道の短くて貴重な夏というテーマで,

scenery of a grassfield during sunset

夏の生き物について美しい映像とともに様々な生き物の命に焦点が当てられていた。

蜻蛉(かげろう)を知る

そこで、『かげろう』というトンボのようでトンボのように颯爽と飛ぶことのできない昆虫の事を知った。

『かげろう(陽炎)』を光の現象として捉えていて、かげろうという生き物として深く知る機会はそれまでなかった。

蜻蛉(かげろう)の一生を知る

ビデオは、幼虫として水の中で1年以上暮らした後、自ら弱々しく飛び経つところからスタートする。

その弱さ、勢いよく飛べない状態は、魚のえさとして狙われることとなる。

何とか、危険を乗り越えたかげろうは、木々の葉の裏に到着し、つかの間の休息を取る。

それを、『この後の大仕事の前の少しの間の休憩』と表現されていた。

その後、一斉に飛びあがる『カゲロウ』たち。

蜻蛉(かげろう)の命のつなぎ方

オスはありったけの力を振り絞りダンスをする。ダンスに惹かれたメスと出会い交尾をする。

オスはその満足とともに命を終える。

メスは、まだ死ぬわけにはいかない。

着水し卵を産む。飛び立つ時と同様に魚の危険を逃れてメスだけが新しい命を産み落とし自らも死にゆく。

蜻蛉(かげろう)の人生は儚くなんかない

多くの人がこの一生をはかないというのだろう。

しかし、私はこの『カゲロウ』の一生を”何と力強い”と感じたのだ。

『カゲロウ』という生態がこうやって子孫を残してきたこと。

決してトンボのように舞うことが出来なくても、メスに向かってダンスをする姿。

自分らしさを追求すればそれは天寿全うと言える

私たち人間も、自分の生き方にあった方法で天寿を全う出来ればいい。そんな事をしみじみ思った私。

9月に入り、朝方少しだけ秋の気配を感じるようになった。

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加藤 京子

愛知県 稲沢市の葬儀社で生まれ3代目としてお葬儀の仕事に従事して25年になります。私が最も心がけているのは『皆様の生きるを応援すること』です。良いお葬儀とは何か?皆さまに寄り添いお手伝いしています。