娘に誘われて、シンデレラを見た。
少し前にお伝えしたのですが、コロナの影響で、映画館はこのところ、ずっと旧作を上映している。
次女が、『シンデレラ』を強く強く勧めてくれたので
週末に娘三人と足を運んだ。
シンデレラ(童話) のストーリーを知らない人はまずいないだろう。
知っている物語、ハッピーエンドを想像しながら席についた。
エラは本名です。
皆さんが知るシンデレラは、意地悪な二人の義姉がつけた名前です。
灰だらけのエラ、顔が、灰(Cinder)で汚れたエラ(Ella)
貴族や王族の娘ではないが、愛情たっぷりの両親の元何一つ不自由なく愛らしく成長する。
そこに最初の悲劇が訪れる。
病気で自分の残りわずかな命を悟った母親は、この先の人生に対して苦難に直面した時の生きるヒントを伝える。
この時、母は確か『秘密を伝える』と言っていた気がする。
なぜ秘密なのか?
私なりに思ったのは、多くの人が苦しい現実に直面した時に、その苦しさに飲み込まれてしまい、身動きが取れなくなり大きな悲しみに支配されてしまう。
そんな状況下においては、多くの人がなすべき術を見つけることができず、もがくことになるだろう。
だからこそ、この秘密がそのボーダーを越すきっかけになるという意味なのだと受け取った。(私の勝手な解釈ですからね)
娘に生きるヒントをこのように伝えた。
『Have courage and be kind』
『勇気と優しさを忘れないで』
優しさを持つことで、そのポジティブなエネルギーが原動力となり、義理母や姉の酷い仕打ちの中でも、自分らしさを見失く事なく前へと進むシンデレラ。
もうここまでくると『おしん』の世界だ。
分かった人は、私の世代ですね。
そして勇気、私はこの勇気を行動に近いものととらえた。
①悲しみの中で馬を走らせ森を走り抜ける⇒王子と出会う。
②ドレスを作ってもらえなくても、母のドレスをリメイクして完成させる⇒そのドレスさえ破られるが、フェアリーガッドマザーに出会う。
③悲しみのどん底にいても、相手からミルクとパンを要求されたらそれに答える優しい心⇒フェアリーガッドマザーはこの時、『優しさはもっと大切よ』、といい、シンデレラに魔法をかけ、かぼちゃの馬車、召使などを準備する
④12時、約束の時間、魔法が切れる前にお城を出なくてはならないシンデレラだが、王子の父親に出会った際、挨拶を怠らず、王子の人となりを伝える⇒その結果、王様はシンデレラの人間性に触れ、これまでの国のルールを破ることを許可し、王子にシンデレラと一緒になるように遺言を残す。
⑤屋根裏部屋に閉じ込められても、心を恨みや悲しみに支配されず、美しい歌声で自分を励ます。⇒閉じ込められた屋根裏部屋から漏れたそその美しい歌声によって、存在があきらかとなり、ガラスの靴に足を入れることとなる。
※ちょこっと英語
勇気=『courage』英語のこの単語は目に見えない、形に出来ないもの
『概念や感情』は数えられないため名詞となります。
ということで、目に見えないものだからこそ、それを行動というものに移さなくては結果をもたらすことがないのだと強く思ったのです。
行動してこそ生きていると感じよう。
とにかく美しい、ディズニーの実写版『シンデレラ』
お勧めです。