お盆が近づいてきました。ご先祖様を迎えるために準備が進んでいきます。先日、お墓掃除に行ってきました。
両親と、私と、私の娘と。
今年は、コロナの影響で3月の前半から学校がオンラインとなり、いつもよりもずっと、ずっと家族で過ごす時間が多い毎日を送っているご家庭が多いのではないでしょうか?
早朝からスタートするお墓の掃除、子供たちには人気がない。当たり前だけれど、朝も早く、蚊に刺されることを予想すると、
『え~?!!!!!』という大ブーイングの声が聞えてきそうですね。
が、今年はちょっと違います。
朝5時、それぞれが自分で目を覚まし、準備を整え、虫刺されスプレーを準備して実家に向かいました。
毎年の慣例として、お墓掃除の第一弾、まずは、父がお墓の草を取りに一人で出かけ下準備をしておく。
そして、その数日後、今回のように母を中心とした女性陣が、石塔や花筒を磨きに出かける。お盆を迎える準備は2段階に分かれている。
あの朝、孫が勢ぞろいの姿を見た父は、とても嬉しそうに、
『わしも後で行くわなも・・・・・。』
孫がそろっていたことが、うれしかったんでしょうね。
朝の5時頃は、比較的まだ涼しい。はず、、、、だが掃除をしていれば汗はしたたり落ち、磨いている”たわし”から飛び散る水しぶきで服も靴もドロドロ・・・。
それでも、皆真剣にそれぞれの持ち場で頑張っている。
花筒の水ぬめりをスポンジで洗う長女。
バケツに水をくみ、墓へと往復しながらスポンジと格闘する次女。
石塔に向かい無心に磨きを入れる母。
ほうきをもって、全体を綺麗にする私。
そこに、鍬をもった父が参上。
お墓って、どちらかというと年齢を重ねた方が管理をしていることが多い。だから、うちの家庭のように勢ぞろいして活動をしているのはレアなケースだ。
『いいね~。おたくは、たくさんの手があって掃除も楽々だね~。』
『孫さんかね~。大きなったね~。』
『えらいね~。お墓の掃除お手伝いして!』
『おはよう』の次にかけられる数々の賞賛の言葉。
父は、朝一番の顔よりもっと嬉しそう。
先祖の供養としてのお墓掃除。今回の子供たちの参加は、供養の心を育てるのと同時に、親孝行となるのだと私も嬉しくなった。