私の家は葬儀屋さんということもあって、生きるということや、『死ぬ』といういことがしばしば話の話題に上がる。
ある日の車での移動中
Bluetoothにつながった The Nights AVICII を聞きながら言った。
娘N:この曲、いい曲だよね。特に歌詞がね。
ねーAviciiってなんで死んじゃったんだっけ?
私:自殺したんだよ。
娘N:えー!!!!! こんなにもメッセージ性のある前向きで生きるための曲かけるのになんで死を選んだんだろうね、ママ
私:・・・・・・・・。
これはとても難しい質問だ。
うーん。 生きることや生命の事 たくさん考える毎日があるってことは、終わってしまうことへの想像もすごいのかもね。そしてそういう人はとても繊細なんだと思うんだ。
多くの人があまり深く考えなくて生きているでしょ?
ママはそう思うんだけど、答えはわからないよね。
娘N:そうなのかもね。
その後はしばらく何も話さないまま曲を聴き続けた。
翌朝、夫にあなたなら どう答える?
死ぬことや自殺のことやら?と聞いてみた。
夫:世の中のすべては、半々なんだよ。
いつも僕が言っているでしょ。
TAOISMのあの円
あれと同じように、とてつもなくポジティブな面の見えない部分にそれと同じくらいの闇やネガティブを人はもっているんだよ。
でも、だいたい人はその闇を見せることはしない、または見せたくない部分だから隠れてしまって見えないんだよ。
だからね。彼はそういったものを抱えながら生きてきたんだよ。
私:だとすると、死を選ぶことをやめさせることはできないのかな?
その後無言で再び The Nightsを聞いた。
いつか必ず訪れる死を自然発生的に受け入れるその日まで、それぞれの人生が無事に続いていくように、
闇に包まれた日、ネガティブな感情に押しつぶされそうになった時、
戻る場所が 私たち(夫と私)であればいいな。と思った。
【Avicii The Nights】
『忘れられない人生を生きろ』
それは、親から子に向けたメッセージである。