友人の夫の悩み
昨日は、女性の更年期についてお伝えしましたが、私の友人から
『夫がなかなか眠れないって困っているのよ~、眠れないからそうなるのか?いつも体が怠いって言うしね、疲れているように見えるんだよね。』と聴き、婦人科の先生に男性の更年期についても聞いてみました。
先生、いつも質問攻めですみません。
先生から学んだ知識と私が得た知識をここにまとめてみようと思います。
男性にも更年期障害はあるのです
更年期障害といえば、女性特有の悩みと思われる人が多いと思いますが、40歳を過ぎたのなら何らかの体や心の不調を伴う男性の更年期障害を疑ってみた方が良い場合があるのだそうです。
更に、女性の場合は閉経の前後の時期に発症し、落ち着いていくのが一般的なのですが、男性の場合は、40歳以降から、70代でも発症する可能性があるとのことでした。
男性には月経がないため、閉経の前後5年というような決まった期間が想定できないのも厄介ですね。女性と同じように年齢とともに、男性ホルモンの分泌(テストステロン)が減少し、それが原因で様々な不具合を感じるようになります。
男性更年期障害(LOH症候群)というらしい
男性更年期障害をLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)というらしい。
性腺と書かれているので、EDとの関連があるのだろうかと思い少し調べてみたらこんな記事を見つけました。
やっぱり関係はあったのね。
LOH症候群の主な症状
◎のぼせ、ほてり、発汗、
◎めまい
◎耳鳴り
◎不眠などの睡眠障害
◎頭痛
◎性欲低下、勃起力低下
◎イライラ
◎不安、うつ
◎ひげか濃くなるなどの体毛の変化
などなど
症状は様々ですが、『ストレス』 『うつ』などの精神的な症状と間違って診断されてしまうこともあるようです。
診断方法
男性の場合も、私が婦人科で血液検査を受けたように、血中の男性ホルモン(テストステロン)の量を調べることで、正しい治療に出会う事が可能だと思います。なぜなら男性の更年期の症状は、うつ病と間違えられることが多いからです。
精神科を受診して、最初から抗うつ剤の治療となると正しい治療といえるのか?少し疑問が残ります。
もし私の夫がこのような症状で辛さを感じた場合は、まずは泌尿器科に受診をすすめようと思いました。テストステロン値を測定してみてその後の治療に繋げるのがいいと思います。
ただ、これは素人の私の考えとなりますので、それぞれの判断で何科を受診するかは判断してさいね。
治療について
ホルモン補充
様々な検査をして、他の病気がない事を確認した後、筋肉注射によるホルモン補充の治療を行う。保険適用です、ありがたいですね。
漢方薬
漢方薬でも、症状を改善できるようです。私も漢方薬で肩こりも頭痛も楽になりましたので期待できると思います。
運動
運動すると、テストステロンの分泌を増やすことが出来るそうです。ただし、ただのウォーキング(有酸素運動)よりは筋肉トレーニングがより効果的だそうなので少し頑張ってみる必要がありますね。
パートナーのこと理解してよりよりよい人生の後半を生きていきましょう
今回、私自身の不調、慢性的な肩こりや頭痛について、自分の体と向き合ってみて思ったのが、夫も近しい年齢だけれど大丈夫だろうか?同じように年を重ねていくパートナー(男性)の体についても少し知っておこう、でした。
家族の中で、一人でも不調を抱えればやがて他のメンバーにも連鎖することになりかねません。お互いの事を知ること、関心を持つことからスタートしてみませんか?
こういったことは自覚することが難しい場合もあります。
時には、疲労やストレスだと自分自身に言い聞かせ、気づけないこともあるのです。そんな中、パートナーがそっと肩を押してくれることで何かしら救いとなり、専門家のドアをたたくことができる、治療に向かう第一歩となるかもしれません。
人生100年時代、これらの症状は決して他人事ではなく、どこの家庭にもあることだと認識してお互いに優しい社会を目指したいですね。