まもなくアメリカ大統領選
アメリカの大統領選を11月3日の投票日をすぐに控えてアメリカはお祭りのようになっていることだろう。
トランプ大統領といえば、数々の名言?失言?を残しているのだが、
アメリカで広がる人種差別反対のスローガン
「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」について、彼は「憎悪の象徴」と非難した。
Black Lives Matter
事の始まりは、ミネソタ州で5月に起こったある事件だった。黒人男性 ジョージ・フロイドさんが黒人警察官に暴行を加えられ死亡するその一部始終を通行人によって撮影されSNSで拡散された。それをきっかけに、
『Black Lives Matter』
として抗議活動が始まった。
『Black Lives Matter』を訳してみると
『黒人の命は大切』
『黒人の命も大切』
『黒人の命こそ大切』どれもしっくりとしない。
実際には、『黒人の命を尊重しろ』と叫んでいるようにも聞こえる。
マーヴィン・ゲイは歌う
アメリカのソウルを代表するアーティストの一人、
マーヴィン・ゲイのこの曲
この曲はどこかで一度は聞いた事があるという人は多いだろう。
名曲中の名曲だ。
1971年のアルバム、この時期ベトナム戦争に徴兵され、任期を終えて帰ってきた実弟から聞いた話に心を揺さぶられたゲイが反戦を歌った曲だとご存知だろうか?
What`s going on?『この世界に何が起こっているの?』
戦争が答えではないと歌い、
デモ行進、プラカード、暴力で罰することをやめてくれと歌う。
2019年の新たな映像がこちら
2019年制作の『What`s going on?』
49年の月日を経て受け取るメッセージ
このビデオは、
彼のメッセージから始まる。
『絶望の中でも世界を守りたい人はいるかい?』
警官による暴行
水問題に医療の問題
銃乱射事件
現在起こっている数々の社会問題
問題を浮き彫りにする動画とともに彼は歌う。
1971年 彼は、世の中に『何がおこっているのか?』と問いかけた。
今を生きる私たちは、彼のこのメッセージをどう受け取り、生きていくべきか?
私は、こう伝えていきたい。
All Lives Matter
オール・ライブズ・マター(全ての命が大事だ)
マーヴィン・ゲイのように時代をまたぐ名曲は残せないだろうが、
生かされているこの人生の中で、身近なんでもいい。自分以外の誰かに少しでも良い影響を与える事が出来たとするなら私は
『生きた』といえるのだろう。