名古屋の地下鉄からスパイラルタワーに続く地下街、その道を通る時、いつも目にする格言ともいえる『言葉たち』
スパイラルタワーにはモード学園が入っているので学生たちに向けた言葉なのだろうとは思うのだが、50歳を過ぎたくたびれかかった私たち大人にだって十分に響く言葉である。
この2行には世の中の原理・原則が書かれていると思う。
世の中、世間の人々のお困り事、あったらいいな?!を解決した商品やサービスでなければ新しい何かは生み出せないだろう。イノベーションとはそれがあって起こると思っていた私。
その道を通るたびにそんなことを考えながら歩いていた私にある研修で与えられた一冊の本。
人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門 | 中土井僚 |本 | 通販 | Amazon
一瞬、理論という言葉に脳が反応して難しいだろうな?!とひるんだのだが、なにせ課題図書と決まっているから読むしかない。
読み進めてみたらこれが、小説を読むように面白く私の期待を裏切っていった。
その中でも感銘を受けたのはこの部分
今の自分がもつ目玉以外の目玉、すなわち、
・ダイナミックな複雑性を自分と異なる角度から捉えている他人の目玉
・自分の異なる立場、利害、価値観を抱いている相手の目玉
・出現する複雑性を解決できないままに境地に立たされることになる未来の自分の目玉
U理論入門/PHP/中土井僚(P.172)
『自分以外の目玉』は自分のこれまでの思い込みや固定概念や色眼鏡を外すという大前提なのだ。
だからどうだ、とう話ではなく、こういった考えも知ることで自分と他者との関係を上手く保ちやすく皆が生きやすい世の中になると思うのだ。
『想像力』は唯一の無限の資源である。
お金もいらない、誰かに奪われることもない、自分ひとりでもふくらませることが出来るもの。
私はこの『想像力』をふんだんに使って今日も私たちが携わるお葬儀という『お別れの場』がどう変わっていくのか?を一人夢見ているのだ。