コロナ時代のお盆の過ごし方

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コロナで帰省も制限されている日本

コロナの影響で、ただ実家に帰るというだけで世の中がざわついている。『県をまたいでの移動の自粛』というテレビでのコメントを聞いて人々の心が不安でいっぱいになり攻撃的になっているのだろうか?

不思議に思うのは、自分が人からコロナを感染するという危険は想像できても、自分が人への感染者になるだろうという反対の想像はできない事である。家に閉じこもって、誰とも会わない人以外は、感染者となるリスクは0%とは言い切れないであろうに、しかし、誰もが見えない敵を目に前にして不安に支配されるのは仕方のない事なのかもしれない。

Gorilla

我が家のお盆の過ごし方(計画編)

さて、今年の我が家のお盆は?というと、家族そろって

『断捨離』しよう、だった。私が最も苦手としているのがお片付け、苦手意識と敗北感からか、片付けに関する本がわが家に点在している。それを見かねた娘が、『お盆を迎える前までにはリビングを掃除しよう』と提案してくれていた。

woman in black long sleeve shirt holding white and yellow plastic bottle

ママ、いつ時間取れるの?もうお盆になっちゃうよ。

仕事でどうしても行かなくちゃ、まとまった時間明日取るね。

と、先延ばしにしてしまっていた。実際に仕事を休むわけにはいかなかったのだが、少しでも手を付けるということもしないまま娘たちをイライラさせていた。

お盆に入ってしまった。

重い腰を上げてスタートを切る

おじいちゃんのとこに仏壇参りに

いくよ。

子供たちに、こういった習慣を教えたいと思っている私がいて、それなのに、娘に部屋を心地よくする習慣を伝えられないでいる私。ダメだな、これじゃ。。。。

今日は、どこにも行かないで掃除する。絶対に!

自分に言い聞かせるように、子供たちに約束をした。

キッチンは、次女

ダイニング周りは、私

リビング周辺は、長女と三女

それぞれの持ち場を決めて、ひたすらに捨て続けた。

賞味期限切れのストック食材、子供たちが小さい時から使っていた水筒やお弁当箱、いつか読もうと思っていた資料、ガチャガチャのおもちゃや古い教材などなど‥‥‥。

pink and white plastic toy

どうしても、仕事に行かなくてはならない時間を外せば、丸2日、リビングに皆が集合していた。

思い出の物が連れて行ってくれる場所

時々、それぞれの持ち場から見つかる、昔を懐かしむアイテムを手にもって、集合をかける。

長女

ママ、懐かしい!見て~。この鞄。懐かしね。

バレエの時、よく使っていたね。 

また、バレエのレッスン通いたいな~

今から、またスタートしたらいいじゃない?!

次女

やりたいと思った時が、その時だから絶対やった方がいいよ!

この後私たちは、バレエに通っていた時代の思い出話に花を咲かせた。

pair of brown ballerina shoes

思い出の物たちからのメッセージを受け取ろう

清掃活動を通じて、私たちは思い出の物と一緒に何度も過去にタイムスリップして思い出話を楽しみ愛しんだ。

two white planes flying

『STAY HOME』でどこにも行けない、とぼやいていた私たちだけれど、家にいながら過去の自分たちに出会う旅をした。

最後には、コロナが終息したら、どこに行きたいか?何をしたいか?を夢のように語りあう事ができた素敵な時間となった?!と私は思っている。

思い出の物たちには『ありがとう』を伝え、さよならをしました。

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この記事を書いた人

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加藤 京子

愛知県 稲沢市の葬儀社で生まれ3代目としてお葬儀の仕事に従事して25年になります。私が最も心がけているのは『皆様の生きるを応援すること』です。良いお葬儀とは何か?皆さまに寄り添いお手伝いしています。