体力には自信があって、それなりに運動もしてきたつもりだった。まわりで、(夫)が四十肩だと言った時にも、鼻で笑った私、自分には全く関係のないことだと決めつけていた。
それが、2週間ほど前から肩に違和感を感じて以来一向にその鈍痛から解放されることはない。
仕方ないな、認めるしかなさそうだ。
後何日かで、50歳になる私だからこれはきっと、『五十肩だ』
五十肩になる原因
『老化』という以外、まだあまり詳しいことはわかっていないそうです。
実は、肩には体重の1/8の重さの腕がぶら下がっていて、重い荷物を持ったり、作業したりと疲労が加齢とともに蓄積されていくことも要因の一つかもしれません。痛みが発生するタイミングも人それぞれのようで、ゴルフのスイングから発症した人もいれば、私のような首の痛み、肩こりを感じながら徐々に、激しい痛みとなっていく場合もあるようです。
糖尿病と50肩の意外な関係
40代で発症したら四十肩、50歳で発症したら五十肩と、名前は違っても同じ病気です。特に40歳から60歳の女性に多いようですね。
また、糖尿病ある方は、五十肩になりやすいという研究結果もでているようで、これには驚きです。
Bridgman JF. Periarthritis of the shoulder and diabetes mellitus. Ann Rheum Dis 1972;31:69-71
ということは、糖尿病予防を行えば、五十肩の予防にもつながると言えるのかもしれませんね。
五十肩との付き合い方
私の場合はすでに、予防するには遅いわけで、まずは老化とともに起こったこの病を認めることにしようと思いました。
頑張って働いてきた私の腕が、何らかの原因で悲鳴を上げた。そう理解しようと思いました。まずは、頑張ってくれた腕に感謝をして、後は正しいケアをすること。
五十肩に関しては、様々な人が色々なことを言っていて、動かさないと悪化するやら、無理に動かすと悪化するなど真逆の事を人は言います。私の周りの五十肩の人は、それぞれが自分で考えて適度な運動をしたり、テレビで聞いた治療法などをアレンジして様子を見ている人が多いようでした。
スイミングでリハビリ
私の決めたことは、スイミングです。三女がスイミングスクールに通っているのを見ていて、その気持ちよさにいつも羨ましさを感じていた私。
三女が泳いでいるレーンの一番遠い場所で一人優雅にクロールをする。子供の楽しさも同じプール内で見られて一石二鳥。
決して無理をしないように、自分の体に声をかけながら少しづつ変化を感じていきます。
気が付いたこと
五十肩になんて絶対ならないと思っていた私は、見事に五十肩になった。ショックもあるし、実際に眠っていても前ほど深く眠れていない(違和感と痛みで)。
病にしても、不具合も自分の身に起こってみないと分からないことが山ほどある。それでも、その時には泣けるような出来事であっても、のちに笑って語れるように、まずは受け入れていくことが大切なのだと気が付いたのでした。
まもなく、50歳がやってくる。私はこの折り返しをわくわくしている。人生100年なら、やっと半分。決して若くはなく、体力も前ほどないとしても、経験と得てきた知恵でどんな人生を生きていけるのか私の50歳からの未来が楽しみで仕方ないのだ。