2025年 日本は超高齢化時代となります
2025年には、団塊の世代が75歳を超え4人に1人が75歳以上という超高齢時代に突入します。
その事実を踏まえてなのか?
本屋さんに行くと、様々な雑誌が『終活』や『エンディングノート』『断捨離』など老いに関する情報やより良く生きる知恵を特集としての記事や本を出しています。
エンディングノートってどんなノート
『エンディングノート』って特別なノートの事なのでしょうか?というご質問を受ける事があります。
そもそも、自分の事を振り返ってメモしていれば『エンディングノート』と言えるわけですから好きなノートを購入して自由気ままに書いていくことでもOKです。
それでも、エンディングノートを購入するメリットは何だろうか?
エンディングノートにも様々な種類があります
エンディングノートといっても様々な特徴があります。
情報を中心とした、備忘録としての役割を重視したもの。
実は、結構な割合で自分の預貯金、不動産、クレジットカードなど持っている財産や資産の管理をあいまいにしていることが多いのです。それを一つ一つ整理するために書き出していくと、解約すべきものや整理するものが見つかることもあります。また改めて自分の持ち物を整理することで、自分の旅立ち後、それを次の世代にどう引き継いでいくのか?を考える機会にもなります。
または、自分史を創るように、過去の振り返りをしながら自分の生きた道のり、人生を振り返っていくもの。一見、過去を重視しているかのようなこの作業は、やがて残りの人生の自分の生き方を見つめなおすきっかけともなり、改めて自分の残りの人生と向き合う事ができるのです。
自分の大切な人、残された人のためのエンディングノート
上の二つは、どちらかといういと自分と向き合い質問に答えていく事が主となるのですが、エンディングノートを、自分の亡くなった後の家族のためにという意味合いで、想いを残していく場合もあります。
親子であっても、なかなか面と向かって伝えられない事を書き記していく。もしもの時の延命治療をどう考えるのか?お墓や仏壇の事などについて自分の考えを残すことで、家族が困らない、負担を軽減できるのです。
エンディングノートは、自分も家族も負担を軽減するためのツール、まさに一石二鳥
『エンディングノート』の役割は、様々な質問に答えていくことで、自分に関する情報の整理をしていくものであります。
どのタイプのエンディングノートであっても、書き進めていくうちに、自分でも気が付かなかった新たな気づきを発見することが良くあります。
そして、残されたノートは、家族にとってはとても役に立つものとなることは間違いありません。
家族に、自分の希望を残しておくこと、情報を整理した1冊のノートは家族にとっては宝となることでしょう。
エンディングノートに取り組むたった一つのコツ
エンディングノートの書き方教室などを開催するときにいつも伝えるコツがあります。
それは何かというと、『真面目に取り組まない事』です。
『真面目に取り組まない』とは?
ページによっては、書きにくいところや、時間のかかる調べものと向き合う部分もあります。
そういった時は、そのページをとりあえず飛ばしてみましょう。好きなページから気の向くままに進める事です。
イヤイヤ宿題のように書かなくてはならないノートになると続けることはできないと思うのです。
大切な事は、ノートにある情報に関しては、旅立ち後、残された家族がその片付けに追われることとなるという事実を事前に知っておくことだと思うのです。
エンディングノートは、そういったきっかけのために上手に活用することが望ましいのだと思うのです。
脳トレエンディングについて
多くの、終活イベントを開催し、エンディングノートについてお話しさせていただく機会の中で、楽しく振り返るノートが作れないか? そんな想いで私が考案したのが、『脳トレエンディングノート』です。
詳しい記事はこちら☛https://blog.yuiso.com/archives/627
過去の記憶を紐解いていく事で、脳トレにもなる一石二鳥なノートとなるように考えました。
皆さんも、自分にあった1冊のノートを見つけてみてくださいね。