お別れの歌

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お葬式でのお話しです。

医者からの余命宣告

母のがんがわかった時にはもう手遅れだったんです。と相談を受けたのは、お医者様からの余命宣告の後でした。

コロナの時期のお葬式をどう執り行うか?弊社にご依頼いただくそのほとんどのお客様は、ありがたいことにご両親の片方を見送った後、再び弊社にご依頼をくださいます。

コロナになってからの新しい生活様式でのお葬式はまだここ最近の事ですから、以前弊社にご依頼をいただいた皆さんの戸惑いは、母の時(父の時)の葬儀と同じように執り行いたいという希望です。

それは、大きさの事を示しているのではなく気持ち的な部分でそう感じておられるのです。

父と母への感謝

お父様を送ってから10年近くの年月が経とうとしています。様々な思い出がよみがえってくることでしょう。

その時、お別れに流れた曲は、

あなたが好きで 森山良子

だったと記憶しています。

そしてこの度、お母さまのために選ばれた曲は、

ありがとう いきものがかり

でした。

言葉にしにくい思いを音楽にのせて

喪主様の挨拶に、

『これまで母に対して素直になることが出来なかった自分がいました』

とそんな風にお話しになっておられたのがとても印象的でした。

『ありがとう』と伝えることは時に簡単ではなくて、なんだか照れくさくもあり明日も、明後日もその人との時間があると思えば改めて伝えることさえ難しいものでしょう。

音楽の力に助けられる私たち

別れは突然であってもそうでなくても悲しく、乗り越えていくのに時間がかかるものであります。

そんな時、音楽に触れることで私たちの心が間違いなく、癒されたり安らぎを感じたりするものです。

旅立ちに選ばれる特別な音楽は、それぞれの心の表現として言葉を超えるものだと私は思っています。

大切な誰かのために選ぶ曲

自分の旅立ちのための一曲

生前中に故人様が好きだった曲

どんな歌も特別な一曲です。

どんな些細なこともお話しください。

私たちは、皆さまの心に寄り添い思いを形として表現するお手伝いをさせていただきたいと願っています。

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“結んだこころ”に寄り添う葬儀を。稲沢市・一宮市・清須市のの【かとう】セルカホールです。

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この記事を書いた人

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加藤 京子

愛知県 稲沢市の葬儀社で生まれ3代目としてお葬儀の仕事に従事して25年になります。私が最も心がけているのは『皆様の生きるを応援すること』です。良いお葬儀とは何か?皆さまに寄り添いお手伝いしています。